朝霞市の丸沼芸術の森で制作をしている陶芸家、河明求(ハ・ミョング)氏が、市のマスコットキャラクターをイメージした「ぽぽたん形埴輪」を市に寄贈、5月19日寄贈式が行われた。
河明求氏は1983年韓国出身で、現在は日韓両国に拠点を置き、国際的に活動している。近年は、古墳時代に日本と韓国でしか存在しなかった埴輪の芸術的表現における活用の研究を行っている。
朝霞市は2017年に市制50年を記念し市のキャラクター「ぽぽたん」を決定した。市内を流れる黒目川のほとりに咲くたんぽぽの妖精という設定で、河氏が原作者。今回市制55年の節目に、「ぽぽたん」型の埴輪のオブジェを制作した。
丸沼芸術の森は市内の丸沼倉庫の須﨑勝茂社長が若いアーティストの支援を目的にアトリエを提供している。現在十数名の芸術家が活動、河氏は10年ほど前から滞在している。