歴史

板橋区の下頭橋 乞食の六蔵と 不思議な物語

東上線大山駅から賑やかなハッピーロード商店街を抜け国道254号に出てすぐに右に折れると旧川越街道に入る。しばらく行くと、環七通り手前、石神井川に下頭橋という変わった名の橋が架かっている(通りの通称も下頭橋通りだ)。橋には、江戸時代寛政年間に...
歴史

川越街道・ 松平信綱と平林寺(3) 川越城主が常用した下練馬宿、 旅籠屋跡が残る白子宿 小泉 功

下練馬宿(練馬区・当時は村) 当宿は、上板橋宿より26町(2834m)の所にあって、現練馬区内で唯一の宿場であった。練馬白山神社の地域と共に、最も人家が密集していた地域である。下練馬宿には、板橋方面から通称〝ねりま横丁〟といわれる道が通じ...
沿線歴史点描

沿線歴史点描⑬ 沿線地名・駅名を訪ねて その③  同一地名「福岡」、「松山」など 山下龍男

いきなり私事で恐縮だが、大学入学直後のこと、クラス全員の自己紹介があった。それぞれの姓名と出身高校を述べる簡単なものだが、私の「出身校は松山高校です」の言葉を受け担任は「お、はじめて四国の出身者が出たね」と声を上げた。すかさず私が「いえ、愛...
歴史

高島秋帆 独自の高島流砲術(西洋流砲術)築く 「高島平」の地名残す

  高島秋帆(しゅうはん)は、鉄砲を撃つ方法、砲術の専門家で、独自の高島流砲術(西洋流砲術)を開発し、幕末期に活躍した。天保12年(1841)には、徳丸原(現在の高島平)で大規模な調練を披露した。その史実を踏まえ「高島平」の地名が生まれ、板...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(2) 琉球泡盛古酒は 地酒の逸品

日本社会は数多くの地酒を生み出した。その一つが沖縄県の泡盛で、タイ米を原料に黒麹菌を使って醸造した原酒を蒸留する米焼酎の一種である。地酒には地域の気候風土だけでなく、地域文化の影響を大きく受けて個性的な風味を持つものが少なくない。泡盛も沖縄...
健康法と治療法、あれこれ

気功で地球の背骨 を伸ばす 朝日舞さん

中国式気功をアレンジした独自の気功法「ライブセラピー®」を実践する朝日舞さん。この気功は人体を健康にし、運気を上げる効果がある。特に朝日さんの行う「あさひ舞い」や「創美功」は、それを見るだけで瞬時に背骨と骨盤を整える効果もあるという。朝日さ...
健康法と治療法、あれこれ

GABA(ギャバ)を 多く含む発芽玄米 不安・ストレスを解消する効果

玄米は体によいと言われる。その玄米を発芽させた発芽玄米は、GABA(ギャバ)を多く含むなど栄養価が増し、健康効果が高まる。GABAは不安やイライラを解消するなど、メンタルに作用し、現代のストレス環境にうってつけの成分だ。発芽玄米について、そ...
歴史

製紙王大川平三郎  坂戸の偉人 郷土に多大な貢献 渋沢栄一の娘婿

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、青年期の渋沢栄一や従兄の尾高惇忠らが剣術の稽古をする様が描かれた。師だったのが、坂戸で神道無念流の道場を開いていた大川平兵衛だ。平兵衛の孫大川平三郎は渋沢栄一の娘婿。渋沢を頼って後の王子製紙に入り、製紙業を...
歴史

川越街道・ 松平信綱と平林寺(2) 川越街道の道程 小泉 功

川越街道が完備するのは、松平信綱・輝綱の時期で、平林寺が岩槻から新座の現在地に移転するのとほぼ同じ頃である。この街道の里程については、榎本弥右衛門の『萬之覚』に川越藩主松平輝綱(信綱の孫)が1655年に距離を測った記録が記されている。 ...
沿線歴史点描

沿線歴史点描⑫ 沿線地名・駅名を訪ねて その②  観光地と住宅地に由来する駅名 山下龍男

前回に引き続き沿線駅名地名の話である。今回は、観光地を駅名とするもの、住宅地を駅名とするものを取り上げてみよう。 ●観光地にちなむ駅名 玉淀は、鉢形城下を流れる荒川の清流を観光地として整備し売り出そうという地元民主導のユニークな観光開発...
タイトルとURLをコピーしました