いまさらながら、歩くってたのしい。 歩いて、たちどまって、てくてく歩いて、空見て、 見知らぬ人たちをながめて、おしえてもらって、 ベンチにすわる。樹木も商店街もコンクリートも土も 暮らしている人たちの匂いも騒音も すごーく気持ちよかった、お惣菜を包む あの人たちのしぐさ 立ち働く足もと。その流れのてっぺんに 泣きだしそうな顔もあったっけ 迷路みたいな、街のひとかかえを私は そのつど自分ちに持ち帰った。なごりを惜しんで 祝杯をあげた また、いつか、と、 紋切り型のセリフに真実味を覚える一瞬がある、 それが出会いだと知った。 そんなこんなの東上沿線での『出会い』の数々を! はじまり、はじまり、はじまりまする (筏丸けいこ) |
(目次)
・賑わいの池袋から2分 懐深い路地の町 北池袋駅 |
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