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編集長つれづれ日記


2020年12月5日(土)
政治家

 私は政治家がきらいではない。 特に、市議や県議などを経たたたき上げの政治家は、それなりの能力、魅力があったからこそ道を開いた。創業型経営者と同じである。政治家というと腹黒でよからぬ計略ばかり考えているという見方は間違っていると思う。今回、地元選出の中野清元衆院議員を取り上げさせていただいた。中野氏は2007年に衆院内閣委員長になった時に取材させていただいて、お話が非常に面白かった。09年に政界を引退され、どうされているのかと思っていたところ、最近本を出されたとのことでインタビューさせていただいた。前回同様、お話は心にしみる、勇気づけられるものでした。先日取り上げた大野松茂元議員と同様、80代半ばとは思えぬ力強い発想と細やかな気配りを感じました。
 なお、中野氏と言えば、ご子息の中野英幸県議が次期総選挙に出馬するのではと取りざたされています。弊紙は、現職の神山佐市衆院議員も取り上げ、中野清氏ともども尊敬申し上げており、どちらか片方を支援する立場ではないことをおことわりしておきます。

2020年11月7日(土)
延命十句観音経

 川越の帯津三敬病院の名誉院長で、統合医療の第一人者である帯津良一先生が『白隠さんの「延命十句観音経」を読む 汝のこころを虚空に繋げ』(風雲舎)という本を出され、出版記念講演会が東京・谷中の全生庵で開かれました。「延命十句観音経」は、臨済宗の中興の祖とされる白隠禅師が世に広めたお経で、わずか10句、42文字ですが、それを唱えることで様々な功徳を得られるといいます。帯津先生は、毎朝このお経を唱えるのを日課としており、それ「幾千もの宇宙を抱いた偉大な空間」を意味する虚空とつながる道であると言われます。講演では、自らの呼吸法の実践を通した白隠禅師、「延命十句観音経」との出会いなどを、エピソード満載で、楽しく聴かせていただきました。
 全生庵は、江戸無血開城の立役者である山岡鉄舟により建立されました。帯津先生の講演に先立ち、平井正修住職による山岡鉄舟や白隠禅師と寺との関わりなどについてのお話がありました。

2020年10月22日(木)
養命酒

 本紙では様々な健康法や健康食品を取り上げてきています。その中で、新潟への旅先で出合ったクロモジに注目、養命酒製造の「クロモジ研究会」を取材させていただき、記事化しました。クロモジ製品としてのど飴とクラフトジンは、インフルエンザ、あるいはコロナにも有効な可能性があるとのことでした。特にクラフトジンはおいしく、それ以降愛飲させていただいています。最近、取材の過程で薬用養命酒自体が主原料はクロモジ(ウショウ)であるとお聞きしたことを思い出し、あらためて飲んでみました。胃の調子があまりよくなかったからです。きちんと飲み始めて今日で4日ほどですが、驚いたのはよく眠れるようになったことです。私はいくつか重い病気もし、普段の体調も思わしくありませんが、一番の問題は不眠です。この4日間は、睡眠薬は続けながらも、ぐっすりと眠れています。これまで試したどのサプリよりてきめんです。研究会の資料を見ても、クロモジには神経の興奮を抑え不眠を解消する作用があるとのこと。ジンやのど飴と養命酒は同じクロモジ原料でも抽出の仕方が異なるそうです。まだ断定はできませんが、光明を見出しつつあります。もし、そうなら江戸時代初期から続く薬に隠れた効果があることになりますが。

2020年10月17日(土)
月下美人

 不思議な花が咲きました。夕刻から開き始め、深夜に満開、朝になるとグッタリとしぼんでいました。二日目の今夜はもう開きません。月下美人というそうです。

2020年9月19日(土)
宮地瀞写真展

 富士見市在住の写真家、宮地瀞(きよし)さんの写真展が、富士見市文化会館キラリ☆ふじみで開かれている(9月27日まで)。
 宮地さんは、昭和57年から「出逢いの101人写真展」として市内の様々な分野の人物をモデルとした肖像写真集を制作、モデルの数は約500人に達した。
 今回の展覧会は、写真集を市立中央図書館に寄贈したのを記念して開催した。宮地さんは肖像写真とは別にこれまでアジア・ヨーロッパ・アフリカと30カ国以上の国々に出かけ、現地の人々を撮影、記録してきた。今回は、そのうちナイジェリアの「フィッシングフェスティバル」、ベナンの「仮面フェスティバル」の写真と、各地で撮った肖像写真を展示している。

2020年8月28日(水)
笠間稲荷

 地域ではないですが、茨城県笠間市の笠間稲荷神社を訪れた機会に取材させていただき、記事にしました。
 日本三大稲荷の一つとされ、規模が大きく、壮麗な社でしたが、私が驚いたのはその地域貢献の姿勢です。
 毎年行われている菊まつりは、よくあるように、愛好家に出品してもらい展示する形式かと思ったらそうではありません。神社自ら、菊を栽培する農園を持ち、自前の菊を展示するとのこと。大変な手間がかかっています。
 笠間稲荷美術館がありますが、これは地元が笠間焼の産地であることから、全国のやきものの古窯を紹介するという趣旨で設けられたようです。
 他にも、最近では地元の横綱稀勢の里の土俵入りなど、様々な行事も積極的に行っています。それだけ余裕があるのかもしれませんが、その地域貢献の姿勢には敬服いたします。
 東上沿線地域でも、川越の蓮馨寺、日高の高麗神社など、地域に多大な貢献をされています。その寺、神社の力とともに、住職、宮司のお考えも大きいようです。

2020年8月19日(水)
ぶどう園

 以前、本紙で取り上げたこともある、新座市の小泉ぶどう園を訪れました。ちょうどこの日から収穫されたぶどうの本格販売が始まりました。
 午前中は入場制限で入れず、昼食で時間をつぶしてから再訪。コロナなどどこ吹く風、大賑わいです。市街地にある大規模なブドウ園で、きっと毎年楽しみにしている人がいるのでしょう。
 約1時間待つことになりましたが、ぶどう棚の木陰が何ともここちよい。おかげで、よいいやしになりました。

2020年6月11日(木)
公園

 老親を連れて大宮公園(第2公園)にアジサイを観にいきました。アジサイ園は林の中に自然に繁っている感じで、コロナのせいか人も少なく落ち着けました。近くに、菖蒲田というのがあり、菖蒲の花が満開でした。ここは少しくぼ地の不思議な地形です。後で調べたら調節池の一部のようですが、設計が上手。私は公園・庭園が好きですが、一番は設計だと改めて思いました。

2020年6月1日(月)
田植え

 5月31日の日曜日、富士見市のNPOゆめつるせ(小杉武代表理事)は市内の田んぼで田植えを行いました。同NPOでは毎年市立諏訪小学校の児童に総合学習の一環として田植え・稲刈りの実習を指導しているのですが、今年はコロナ休校でかなわなくなりました。そこで、NPOメンバー、協力者で米作りをすることになりました。
  田の上に目印のロープを張り、等間隔になるように、指で数本の苗を土の中に埋めていきます。私は、農家出身ですが、田植えを間近に見るのはこれが初めて(恥ずかしながら、今回も持病のギックリ腰のため見学だけです)。他の方も初体験の方が多かったのですが、事故もなく作業はそれなりに進みました。この日は前日までの暑さもなく、心地よい風がそよぎ、水がきょらかで、心が洗われるよう、貴重な体験でした。
 稲刈りは10月4日に行います。

2020年5月28日(木)
クロモジ

 以前、登山仲間と新潟県津南町の川沿いの宿に泊まった時、食事に不思議な味のお茶が出た。聞くと、茶葉を販売しているとのことで、持ち帰った。それがクロモジだった。
 以来ずっと気になっていた。今回、クロモジがインフルエンザウイス抑制作用を持つという記述を見てびっくり。

 養命酒製造が「クロモジ研究会」というのを作り、研究を進めていることもわかった。研究会の運営を担当している方にいろいろ教えていただき記事を作成した。養命酒自体が実は成分の半分がクロモジ。研究によって抗がん作用など様々な効果がある。最近の研究ではインフルエンザウイルスの抑制、風邪症状の改善に効果があるという結果が得られているという。
 問題の新型コロナについては、現時点では何とも言えないということだが、可能性はあるだろう。養命酒は1600年頃から続いている伝統の薬用種であり、クロモジの有効性を示しているのかもしれない。現在はまだ一般に知られていないが、今後各方面で利用が広がるのではないか。

2020年4月20日(月)
コロナ対策
 世はコロナもちきりで、私はやや騒ぎすぎと感じていますが、とはいえ誰でもかかりたくないのも事実です。私は本サイトで様々な健康法を取り上げており、どれも主に免疫力アップを通じて感染予防・治療に効果があると思われますが、中でも直接に効果を期待できそうなのがエドガー・ケイシ―療法です。エドガー・ケイシ―は「眠れる予言者」と言われ、自己催眠状態で、人生の様々な問題に解答を与えた人ですが、その多くは病気に関する質問です。その中で肺疾患に有効とされている療法がいくつかあり、今回のコロナに一番役立ちそうなのがアップルブランデーです。アップルブランデーはりんごを原料とするブランデーで、大きな酒屋なら置いています。ケイシ―はこれを樫樽に入れると指示していますが、入手しにくいので、簡便法としてペットボトルに入れ、その蒸気を吸います。ストローを使い口から吸って鼻から吐くのがよいようです。これが肺疾患の予防、治療に役立つそうです。私も試しています。詳しくは、エドガー・ケイシ―センターの光田秀会長は惜しみなく情報公開しています。https://youtu.be/MQmsjeAnrNc
2020年4月3日(金)
福岡河岸

 ふじみ野市の福岡河岸周辺を散歩しました。私の家の近くはこれといった名所も風景もなく、私が一番気に入っている場所です。かつて新河岸川舟運の河岸があった場所で、回漕問屋の建物は今も河岸記念館として保存・公開され、川沿いには当時に近い自然が残っています。
 遊歩道を歩くと、対岸には桜並木、曹洞宗の名刹、蓮光寺も望めます。権現山古墳は、徳川家康が鷹狩りで一服したという言い伝えから名づけられました。
 あまり訪れる人もいないので、歴史をしのびながら、静かなひと時を過ごせます。

2020年3月15日(日)
WOWOWドラマ

 年をとり、以前よりはテレビを観ることが増えたが、最近ちょっと注目しているのがWOWOWの「連続ドラマW」という名のシリーズだ。有料放送であるWOWOWが独自に制作している連続ドラマで、1回1時間で5回程度の放映、毎年数本が新規に制作されているようだ。私はWOWOWの契約はしていないが、CSのシネフィルWOWOWというチャンネルで過去作品を見ることができる。
 私が観たのは、「地の塩」、「双葉荘の友人」、「闇の伴走者」。どれも実によくできており、楽しめる。
 地上波テレビのドラマで面白いと思うものはめったにない。映画も、つい先日「パラサイト」を観たが、私としてはいまいちと感じた(私が唯一毎週観ているのは、FOXチャンネルの「マダムセクレタリー」だ)。ドラマWの方が楽しめる。
 これは何によるのだろうか。やはり脚本と演出だろうと思うが、それだけ人材がいるということなのか。あるいは、有料放送であり、スポンサーや世論におもねる必要がないこともあるのかもしれない。「地の塩」で驚いたのは、喫煙シーンがふんだんに出てくることである。
 とにかく、WOWOWの挑戦はうれしいことである。

2020年2月1日(土)
雑本

 私は病気後遺症もあり重い本を読む力がない。読む本は、主に軽くて薄い、雑本の類だ。このところ、家族の入院もあり、合間時間の雑本読書が増えたが、いくつか非常に面白い本に巡り合った。
 その第1は、『運気を磨く』(田坂広志、光文社新書)。著者の田坂氏は原子力工学を専門とする工学博士で、いわゆる運気というものを科学的に解明し、それを引き寄せる方法を論じている。我々の意識の奥深くには、人が「神」、「天」、「大いなる力」などと呼ぶ超時空無意識の世界「ゼロ・ポイント・フィールド」が存在し、そことつながることで良い運気が引き寄せられる。そのためには、人生の習慣、解釈を改め、覚悟を定め、心の姿勢を根本的に転換しなければならないというもの。
 「ゼロ・ポイント・フィールド」は仮説ではあるが、神秘の分野に科学的に切り込んだ。内容は緻密で説得力がある。私は浅学ながら同様の問題意識の本は多く読んできた方だが、この本は過去の言説、自らの経験など合わせ、突き詰めており、私から見て真実に近づいているように思える。本来とても「雑本」に分類されるような内容ではない。
 第2は、『なぜ、男子は突然、草食化したのか』(本川裕、日本経済新聞社)。著者は統計データの専門家で自ら「統計探偵」と名乗っている。本欄訃報で紹介した故赤羽隆夫氏が「景気探偵」を名乗ったのと似ており、統計データの検証で真実を発見しようというもの。表題になっている「男子の草食化」について、いつ頃から何を原因として起きているのかという疑問を抱き、日本生産性本部の「新入社員『働くことの意識』調査報告書」という調査にたどり着く。同調査から草食化は2000年以降進んでいることを確認。さらに草食化は、日本人のたんぱく質摂取量と相関して推移してきていることを発見する。
 完全に因果関係が解明されたわけではないにしても、可能性はかなりある。誰も注目しなかったデータからこのような推論を導くのは実に見事である。世の中には様々な統計があり、その中には貴重な情報が眠っていること、着眼と推理によって、新しい発見が可能なことを教えてくれる。
 第3は、『木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(北原みのり、講談社文庫)。同書は、2012年に単行本で出版され、13年に文庫化、さらに17年に改題された。木嶋佳苗は、ネット上で知り合った中高年の男性から大金を詐取、3件の殺人で起訴され、2017年に死刑が確定した。本書はその裁判の傍聴記だが、犯行の経過が克明に記され、事件の真相がうかがい知れ、非常に興味深い。2009年に発覚した最初の事件現場が私の家の近くであり、一連の犯行の舞台になるのも板橋とか池袋、東上沿線であった。著者の北原氏は女性であり、被告に共感を持つ部分もあったようだが、確かに被告には能力とある意味での魅力があったのだろう。しかし平然と嘘をつき人を殺す人となりは恐ろしい。高齢になっても女性を求めてしまう男のわびしさ、切なさと女性(女性に限らないが)のこわさを思い知らされる本だ。
 以下、『老後に住める家がない』(太田垣章子、ポプラ新書)、『籠池家を囲むこんな人たち』(籠池佳茂、青林堂)、『独ソ戦』(大木毅、岩波新書)も面白い。
 出版不況と言われる中、あるいはだからこそか、面白い本は次々と出ている。関係者の努力に感謝したい。雑本読みは、老後の趣味として悪くない。
 ちなみに私が、これらの本を仕入れる、お気に入り書店の第1は、御茶ノ水駅前の丸善である。病院に近いこともあるが、相性がよく、興味とマッチする本との出会いが多い。次が、紀伊国屋書店大手町店。古くなると、amazonで古本を買う。

2020年1月12日(日)
志澤孝さん

 また訃報ですが、志澤孝さんが昨年11月、お亡くなりになりました。92歳でした。志澤さんは元々百貨店の松屋から小田原にある文化堂印刷という印刷会社に移りました。1979年当時、印刷業担当であった私は取材先として志澤さんと知り合いました。以来40年、仕事関係ではもっとも長くお付き合いさせていただいた方でした。
  志澤さんは非常に交遊の幅広い方で、多くの人を紹介していただきました。その中には独自のテーマを持ち、社会に挑戦しているが、なかなか成功まではいかない、屈折した起業家のような人が多くいました。私の性格から、その多くの方に共感できましたし、人脈も広がりました。志澤さん自身も、いろいろなことに興味をいだかれ、晩年まで前向きに取り組まれていました。心あたたかい人でした。
  個人的な交友ですが、関係者もおられますので、訃報をお知らせさせていただきました。

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