さいたま市西区のJR指扇駅近くに金子山あるいは金子山城と呼ばれる小高い丘がある。ここは武蔵武士の金子十郎家忠の末裔(伝承によると金子彦十郎)が居住した戦国時代末期の陣屋跡とされている。江戸時代初期には豊臣氏の旧臣・福田又左衛門と高野隼人が屋敷を構えたという。私の先祖も金子十郎の流れの可能性もあり、金子山とはどんなところか元々気になっていたが、たまたま毎週近くに行く用事ができたので、訪れてみた。金子十郎記事
周囲は住宅や農業用ハウスなどが建ち並んでいる一角の高台にこんもりとした森が残されている。今は淡島神社という神社の社が中心にある。西側の林の中には濠の跡らしき空間が見られる。私は一帯から、非常にすがすがしい空気を感じた。