上野の国立博物館で開かれている「空海と密教美術」の展覧会に出かけた。
実は私、今一番興味を持っているのが空海である。仏教の教養ゼロ、書もまったくであるが、いくつか関係書を拾い読みしたところ、私の従来から考えていた宗教なり、「神」の存在についてのおぼろげな想定と、通じるものがあったということ。それと、その呪術的能力、お遍路さんを含め一般庶民が多く詣でる寺院はなぜほとんどすべてが弘法大師関係なのかという疑問からである。
ただ、会場は混雑しており、展覧会で仏像や曼荼羅、書を観ても、私の素養では何もわからず、何も進まなかった。醍醐寺の座主の講演も聞かせていただいたが、ほとんど寺の紹介で終始していたのは残念だった。
誰かに、弘法大師をわかりやすく、正確に教えてもらいたい。
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