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次代のリーダー

 本紙に協賛していただいていたマンションデベロッパー、リブラン(板橋区大山)の鈴木雄二社長が「板橋政経塾」なる勉強会を立ち上げ、その第1回の催しとして、山田宏杉並区長の講演会があったので、参加させていただいた。
 私はこれまで山田宏の名前を聞いたことがあるくらいで、まったく予備知識がありませんでした。結論から言うと、私の思想、直観から、彼は次代の日本のリーダーの有力候補に思えます。
 山田氏は、昭和33年、八王子生まれ。京大法学部卒業後、松下政経塾入塾。都議、衆院議員を経て、平成11年から杉並区長。その間、大胆な行財政改革によって、杉並区の借金をほぼゼロにし、さらに「減税自治体構想」を掲げている。
 区長は3期までとし、山田氏は「よい国つくろう!日本国民会議」なる組織を、前横浜市長の中田宏氏(なぜか名前が似ており、両方とも松下政経塾)らと立ち上げ、国民運動を起こし、いずれ国政に参画する構えをみせている。
 私の解釈では山田氏の構想は、さらに徹底した小泉構造改革である。現在は、小泉改革は格差を拡大したなどと言われ、不評であるが、山田氏は、国民や企業の「自立心」を促す政策こそ求められるとし、政府を小さくする徹底した構造改革を唱えている。
 現在の自民対民主の選挙戦について、山田氏は「沈みかけているタイタニック号の中で、レストランのビフテキの厚さとデザートの種類を競いあっている」と、批判した。まさに、自民、民主両党の、国民におもねるバラマキ政治の対極に自らを位置づけている。
 こうした政策姿勢には、もちろん異論のある方も多いであろう。
 しかし、自民と民主、どちらが勝とうが、選挙後財政が破綻し、日本の成長力が衰えることは必至である。
そもそも、自民でも民主でも、最も健全で優秀なる層は、構造改革派である。次代は、自民・民主の構造改革派と、山田氏らのグループが合流し、日本の政治が形作られると予想したい。

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