6日の土曜日、富士見市のキラリ☆ふじみで「新河岸川広域景観プロジェクト」のオープニングフォーラムという催しがあったので、取材をかねてのぞかせていただいた。
これは、景観法の制定を規に、新河岸川の景観に注目、保全していくことを目的に、埼玉県庁が進めているものだ。プロジェクトといっても、和光市から川越市まで新河岸川沿いの地域で活動している市民団体の活動内容の紹介が主たるもの。昨年来の総集編が今回の催しだ。
新河岸川は私にとっても小さい時から身近な存在だったが、もう舟運もなく、単に汚い川との印象しかなかった。河原や堤防上も近年までほとんど荒れ放題で、散歩に歩くような場所でなかったように思う(すべて知っておるわけではないが)。
それが都市化が進み、自然環境、景観の保全が重視されるようになるなかで、新河岸川にスポットライトが当たるようになってきたわけだ。また新河岸川は江戸と川越を結ぶ舟運の担い手としての史跡価値もある。
今まで、その景観は軽視してはいたが、その荒廃にはひそかに心を痛めていた。行政主導ではあれ、このような催しは啓蒙効果を持つであろう。また、「新河岸川沿い」という、東上沿線、254沿いと異なる、もう一つの地域のつながりを形成するきっかけになるかもしれない。
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