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川越まつり

19日の夕刻、川越まつりを見物に行った。近くにいて、きちんと参加したのはこれが初めてである。地域紙の仕事をしていて、見ないわけにはいかない。
駅を降りてから、クレアモールを抜けるのが大変だった。露店が邪魔をして、人が前に進めない。わかっていたことだが、紀伊国屋書店に新聞を届ける用事があったので、わき道を選べなかった。やはり、川越まつりは人ごみと、ちゃちな山車とお囃子の、それまでか、とあきらめのような気持ちで進む。
本川越駅あたりまでは人だけ。それでも蔵の町への入り口あたりから、少し空間に余裕が。そして、すこしずつ感性に訴えてくるものが。山車にも出会う。そして櫓上でのお囃子と踊り。露店も個性が出てくる。薄暗くなった空とあわせ、不思議な雰囲気。かつて滞在した九州で見た唐津くんちの哀愁と重なってくる。
川越まつりには確かに、心があります。最後に飲んだコエドビールもおしかった。川越をさらに見直しました。

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