川越市とふじみ野市の文化財保護審議会の会長である小泉功先生が9月1日逝去されました。81歳でした。
先生は、永らく川越高校の教諭を務める傍ら考古学の専門家として県内各地の遺跡の調査などに携わり、教員退職後も地域の文化財保護のリーダーとして活躍されました。特に、河越氏館(川越市)、水子貝塚(富士見市)の調査、文化財指定、保存に尽力された功績は非常に大きなものがあります。
3年ほど前に胃の手術をされましたが、最近も東明寺(川越)の発掘出土物調査に精を出されていました。
本紙は、第5号(平成19年9月)で先生を紹介、また第22号から「川越街道・松平信綱と平林寺」と題するコラムを執筆していただきました。第24号の原稿が最後となり、連載は中断となります。
これまでの恩義に御礼申し上げるとともに謹んでご冥福をお祈りいたします。
なお、通夜は川越市民聖苑やすらぎの里で5日(土)6時より、葬儀は6日(日)午前11時より執り行われます。
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