入間市にある多摩義肢製作所が3月いっぱいで事業をやめることになりました。
経営する杉山和夫さん(68)は、自ら足が不自由で、当時まともな装具がなく、それなら自分で作ろうと、昭和63年に製作所を開きました。
その間、他に障害のある装具士も雇い、障害者の身になった装具作りを続けてきました。モノづくりが好きで、新しい装具も開発。元巨人軍の吉村禎章選手が靭帯断裂の怪我をした際も適切な装具を提供し、現役復帰を助けたこともあります。
体力低下と後継者難から会社を閉じる杉山さん。「装具は障害者にとって非常に重要です。お医者さんももっと理解してほしいです」と話していました。
コメント