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喜多院初大師

喜多院慈恵堂

1月3日、川越の喜多院初大師に出かけました。喜多院は「川越大師」と呼ばれますが、ここで大師とは慈恵(じえ)大師のことです。慈恵大師、良源は天台宗第18世座主で天台宗中興の祖とされている高僧で、1月3日が命日であることから別名「元三大師」と呼ばれます。慈恵大師を祀る喜多院は毎年1月3日を新年を迎える縁日「初大師」とし、この日は境内でだるま市も開かれ、多くの参拝客でにぎわいます。この日は天気がよくコロナの警戒もゆるんだことから大変な人出でした。

喜多院だるま市

慈恵大師は比叡山中で密教の修行を修め、多くの神秘、奇蹟を現わし、民衆の信仰を集めてきました。「角(つの)大師」、「豆大師」のお札を門戸に貼ることで厄難から逃れられるといいます。

角大師と豆大師

喜多院は江戸時代初め、天海僧正が住職を務め、その後徳川家康の信頼を得て3代政権に仕え、死後慈眼大師の名を贈られました。喜多院境内には天海を祀った慈眼堂という建物があります。さらに喜多院のすぐ隣には成田山川越別院があります。こちらは弘法大師です。つまり、喜多院とその近接に、慈恵大師、弘法大師、慈眼大師という3人の大師が祀られていることになります。

成田山川越別院

元三大師の霊験働く 厄除け祈願寺 金鑚(かなさな)大師 (神川町

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東上沿線物語
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