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哲学堂

哲学堂 哲理門
哲学堂 哲理門

中野区の哲学堂を訪れた。ネーミングから一体どんなところだろうと前々から興味があった。哲学者で東洋大学創始者の井上円了によって明治37年に建設された、哲学世界を視覚的に表現した施設・庭園という。西武線新井薬師駅から歩き、まず入口がどこにあるかわからず、高校生に聞いた。門はいくつもあり、自由に入れる。町中の公園のよう。庭もきれいに手入れされているという感じではなく、自然である。建物も当然のことながら古い。暗いと思う人もいるかもしれない。日曜だが、見学者は多くはない。しかし、哲学の内容はともかく、不思議な空間である。心を落ち着かせる。さらにびっくりするのは、妙正寺川という川の対岸にある哲学の庭。キリスト、釈迦、老子、アブラハムなど世界の聖人と言われる人たちの彫像が立ち並ぶ。比較的新しく、説明を読むと作者はハンガリー出身のワグナー・ナンドールという彫刻家で、2009年に寄贈されたものという。井上円了とは直接関係はなさそうだが、迫力である(写真撮影は禁止されている)。

哲学堂 時空岡
哲学堂 時空岡 左が四聖堂 右が六賢台
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東上沿線物語
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