弊紙では、地域とは離れるが、様々な健康法、治療法を紹介させていただいている。
どれも興味深いのだが、最近一番重点的に取り上げているのは呼吸法である。最初の出会いは、知人のネパール人、アディカリ・ビショさんが教えているネパール式呼吸ヨガだ。通常のヨガと共通点もあるが、呼吸だけの動作がいくつかある。日本ではなじみがないが、インドではこのヨガがポピュラーだそうだ。病気ごとに異なったヨガがあるのも特徴だ。
次が、合気道の達人であった藤平光一氏が創始した氣の健康術。心と体の統一体を保つことに力点を置いており、中村天風の教えと似ているところがある。氣による手当て療法もある。私は、藤平光一氏から直接薫陶を受けた和田さんという方にこの氣の健康術を習っているが、おかげさまで体調はだいぶ改善している。
そして、帯津良一氏。帯津さんは、「時空」という名で、独自の呼吸法を開発している。統合医療、ホリスティック医療の権威だが、特に呼吸法には思い入れが強いようだ。
帯津さんの呼吸法は、原型は調和道丹田呼吸法だ。かつて調和道協会の会長も務めていた。調和道は丹田を意識する腹式呼吸だが、息を吐くとき上腹部を凹ませ、体を前傾させること、小さな声を出すことが特徴。ややハードで動きのある呼吸法だ。
同じ腹式呼吸でも、正心調息法は息を吸う時に下腹を膨らませ丹田を意識するやり方。また息を止め、想いを念じることで、様々な願望が達成されるという。
これらの呼吸法は、とりあえずamazon kindleから「健康法と治療法、あれこれ(3)」を発行しました。引き続き、呼吸法の取材は続けたいと思います。
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