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再始動

 本紙は定期発行を停止いたしました。現在は本来なら次号の発行準備に追われている時期ですが、それがなくなり非常にラクで、平和な日々を送らせていただいております。
 地域紙を発行、それもほとんど独力で挑戦してみてわかったことは、新聞発行とはいかに大変な仕事かということです。元々新聞社におりましたが、大きな新聞社は編集、販売、広告、製作と完全に分かれ、配達は販売店の仕事です。編集局に属する記者はなかなか他部門の仕事の実態はわかりません。
 それが、すべてを経験することになりました。それでわかったことは、記者以外の仕事は、別の意味で、非常に困難で厳しいということです。
 それは、おそらく一つには新聞を本当に必要とする人、欲する人は少なく、営業というものが不可欠であるということ。単価は低いが、同時に代金の回収も簡単ではないこと—などなど、多くのことが関係しているでしょう。
 しかし、これらを経験し、現在は何もこわくない、という心境に近づいています(少しオーバー)。

 さて、今後の方向として、テーマ別冊子を発行することとし、すでに「障害者就業を考える」を独立させ、デジタル雑誌としても販売しております。今回、スワンベーカリーを展開する「クロネコヤマト」のヤマト運輸の障害者就労支援事業を追加取材、また近年、新しい障害として対策の必要が叫ばれている発達障害問題を、この分野の権威である梅永雄二宇都宮大学教授にインタビューし、両記事を追加、増補版を作成しました。
 特に、発達障害の問題は、従来は障害者と見られてこなかった人たち、いわばグレーゾーンに属する人たちの問題であり、判断、対策も難しさがあります。参考にしていただければ幸いです。
 「沿線の喫茶店」も内容を追加し、近くデジタルでも販売を始めます。
 このように、重要なテーマ、面白いテーマに深く切り込んでいきます。今後ともよろしくお願いします。

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