横浜の新聞博物館で開かれている企画展「地域の編集―ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」をのぞいた。
今の時代に、紙媒体でがんばっている人たちがいることをあらためて教えてくれる興味深い催しだ。コミュニケーションの手段として、紙の方が優れている面もあり、それを活かせば生き残りも可能ということだろう。
ただ、展示されているのはほとんど雑誌かフリーペーパーの形態であり、いわゆる新聞はごく少なかった。
地域新聞と言えば、弊紙もかつてそうであった(今はwebサイト発信に特化)。紙媒体を発行していた当時、いろいろ参考にさせていただき、また個人的にお世話になったのは、「地域ジャーナリズム通信」と、地域紙図書館である。
「地域ジャーナリズム通信」は、以前筆者の旧職の同僚であった渡辺牧氏が発行していたもので、全国の地域新聞の動向を伝えていた。渡辺氏が亡くなり、廃刊となった。
地域紙図書館は、島根日日新聞の社長であった菊池幸介氏が設立運営しており、東京・日比谷の市政会館地下にある(今もあるかどうかは不明)。全国の地域紙を集め、展示しており、私も時々訪れてアドバイスをいただいた。
私にとってローカルメディアと言うと、昔ながらの地域紙が身近で思い入れもある。どこも環境は厳しいと推察されるが、、関わる人たちの奮闘を願っている。
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