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ドイツの失敗に学べ

 相変わらず雑本しか読めないが、最近面白い本に巡り会ったので紹介させていただきたい。一つは、『ドイツの失敗に学べ』(川口マーン恵美、WAC)。著者の川口氏は、元々音楽大学でピアノを学んだ人だが、40年前からドイツで暮らし、これまで...

武者小路実篤が晩年住んだ「仙川の家」

武者小路実篤像 武者小路実篤(1885~1976)は、70歳から亡くなる90歳まで20年間東京・調布の「仙川の家」に住んだ。現在は調布市により実篤公園が保存整備、公開され、隣地に記念館が建っている。秋の連休に訪れ...

ヤクルト

ヤクルト中央研究所(同社ホームページ) 研究室  中央高速の国立府中インター近く、「yakult」の文字を掲げた巨大な建物が見える。ヤクルト中央研究所だ。私はヤクルト1000を愛飲し日頃お世話になっており、開発した...

藤堂高虎と上野動物園

久々に上野動物園を訪れた。たまには動物を見たかったこともあるが、藤堂高虎の史跡があると聞いて、気になっていたからだ。藤堂高虎は豊臣家に仕えたが関ヶ原以降は徳川家康の側近、伊勢津藩の初代藩主になった。今の上野動物園、上野東照宮付近は、高虎の...

草むしりは趣味か修練か

暑さが続き、時々大雨が降り、雑草が元気だ。勝海舟を読んでいたら「茂らせておくのがよい」などと書いてあるが、凡人にはそうもいかない。怠惰な身にとって、草むしりをどうするかがこの時期の難題だ。以前、取材したカフェの女性主人は、広いガーデンの草...

おばけの正体

東洋大学の創立者である井上円了について記事化した。元々哲学堂を訪ね、こんなものを作ったのは一体どういう人だろうと思ったのが始まりだ。取材して、一番興味深かったのは円了の妖怪研究だ。円了は哲学と同時に妖怪の研究に打ち込み明治26年に大部の『...

根津美術館

東京・青山の根津美術館を訪れた。一つは、朝霞大仏を取材した際、顕彰碑が根津美術館に移設されたと聞いており、それを見たかった。また、私は最近根津嘉一郎に心酔しており、彼が収集した美術品、特に庭園の石造物を見てみたかった。 青山根津翁紀...

哲学堂

哲学堂 哲理門 中野区の哲学堂を訪れた。ネーミングから一体どんなところだろうと前々から興味があった。哲学者で東洋大学創始者の井上円了によって明治37年に建設された、哲学世界を視覚的に表現した施設・庭園という。西武...

聖天宮と根津嘉一郎

聖天宮 根津嘉一郎 東上線若葉駅から真っ直ぐ2キロほど進むと、田園風景の中に中国風の大きな建物が現れる。初めて見た人は、びっくりするに違いない。周囲とまったく調和しない「異空間」、ぶっ飛んでいる。そのはずである。こ...

カフェ 衝撃の味と癒やしの空間

いろいろあわただしく、合間時間に訪れる店はちょっとした息抜きだ。最近、2軒のカフェがよかった。 GRANDMA&C's 1軒は、三芳町のGRANDMA&C's。家族がイムス三芳総合病院に入院し、通っていたが、そ...
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