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浅草橋を散歩する 書泉、美倉橋、有楽、柳橋、シモジマ、隅田川テラス、蛇善、鳥越神社、鳥越おかず横丁、佐竹商店街

東京都台東区の浅草橋周辺を散歩しました。秋葉原駅から柳橋、蔵前、鳥越、新御徒町までのコース。小雨模様の寒い日で、観光客でにぎわう浅草が間近なのに、静かな寂しさも伴う1万歩のウォーキングでした。

 秋葉原駅を降りてまず向ったのが書店「書泉ブックタワー」。昭和通り出口近くに9階建てのビルがそびえています。この書店、今はアニメイトという会社の子会社で「趣味の書店」と銘打っています。私はアニメには興味はないのですが、サブカルというか裏世界というか、品揃えが実に面白いので、たまに訪れます。

書泉ブックタワー
書泉ブックタワー
店内

 秋葉原から神田川沿いに浅草橋方面に向うと、美倉橋という橋があります。実は橋のたもとのビルは、私の曾祖父が養子に入った米屋の跡です。その様子を見るのも今回の散歩の目的でした。

美倉橋
美倉橋

 さらに浅草橋駅に向うと、有楽という昭和48年創業、昔ながらの純喫茶があります。前々から気になっていたのですが、ランチのメニューがちょっと重たそうなので、今回は入るのはやめることにしました。

 江戸通りを過ぎると、神田川が隅田川に注ぎ込むあたりが、昔料亭街でならした柳橋です。今は屋形船屋の小屋と佃煮屋が目につく程度で、あまり情緒は感じられません。

柳橋
柳橋
柳橋

 浅草橋駅はさすがににぎやかです。すぐ近くに店舗用品のシモジマがあります。身内が店を出していたので、以前よく訪れました。隣のドトールコーヒーは今はサンマルクカフェになっています。ここでお昼にサンドイッチを食べました。

浅草橋駅
浅草橋駅
シモジマ
シモジマ
サンマルクカフェ
サンマルクカフェ

 江戸通り須賀橋交差点から隅田川に向うと、川沿いに遊歩道が整備されています。隅田川テラスという名称で、中央区勝どきから荒川区南千住あたりまで川沿いのテラスが整備されているようです(一部は未整備)。この辺りは、江戸期幕府の米蔵があった蔵前橋に近く、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれているそうです。東京スカイツリーが間近に望め、素晴らしい景観ですが、天候とアクセスのためか歩いている人はまばらでした。

隅田川テラス
隅田川テラス

 また川から離れ、蔵前橋通りを鳥越方面に向います。道沿いに、「蛇善」という変った名の店があります。明治17年創業、マムシ取り扱い量東京一の蛇屋さんだそうです。

蛇善
蛇善

 すぐ先に鳥越神社の鳥居が現れます。こじんまりした神社ですが、6月の鳥越まつりでは千貫神輿という巨大な神輿が繰り出します。

鳥越神社
鳥越神社

 神社の裏筋に鳥越おかず横丁が続いています。鳥越本通りの名もあり、昔は門前通りだったのでしょう。以前は近辺は町工場の町で、すぐ食卓に出せるおかずを扱う店が70軒もあったといいます。確かに商店街は長いが、閉まっている店、住居専用や別の用途に転じてしまった建物が多いように見受けられました。

鳥越おかず横丁
鳥越おかず横丁

 おかず横丁を抜け清洲橋通りに出てすぐ、通りの裏手にアーケードのある佐竹商店街の入口が見えます。明治31年にできた、日本で2番目に歴史が古い商店街だそうです。佐竹の名は、江戸時代に一帯に屋敷があった出羽国久保田藩主・佐竹氏に由来する。昭和30年代までは映画館やパチンコ屋が並ぶにぎやかな通りだったとのこと。今は閑散としているが、アーケード街に平行する大通り沿いにはマンションが建ち並んでいるのが不思議な印象です。商店街はかなりの距離続き、抜けると大江戸線の新御徒町駅です。

佐竹商店街
佐竹商店街

(参考書 『大東京23区散歩』泉麻人)

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