長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の経営支援先が決まらず、閉園になる可能性も出てきている。
「ハウステンボス」の前身が「長崎オランダ村」で、1983年、東京ディズニーランドと同時期に華々しくオープンした。オランダ村を開いたのは、それまで西彼杵村?(だったと記憶)の役場職員に過ぎなかった神近義邦氏で、その事業興しはミラクルストーリー、私は一度だけ神近氏と会ったが、その姿はまさに神かと思われた。
しかし、施設の要は結局はオランダの風景を再現したということだけ。当時、私はある長崎出身の高名な経済学者が「大村湾の自然をそのまま活かす施設にするべきだし、その方が長続きする」と言っていたのを思い出す。
その後、「ハウステンボス」に拡大させたが、海外旅行が普及し、一方で経済の低迷も重なり、集客は落ち込み、今日の事態になった。
旧オランダ村の隣に、規模は小さいが「バイオパーク」という動物園があり(おそらく今もあるはず)、こちらは自然を活かした設計がすばらしく、いやされる。
オランダ村の歴史は、地域の振興のあり方を含めて、いろいろなことを教えてくれている。
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