私の旧職の先輩に五味秀夫さんという方がいる。その方が「多摩平の風」というコラムを書かれ、ほぼ3日に1回程度送ってくださる。時事社会問題など、その真相、意外な側面、別の解釈など独自の視点で綴ったもので、実に面白い。毎回楽しみに読ませていただいている。今回、「七分積金」がテーマになっていたので、ご依頼し、転載させていただいた。以前、大山の東京都健康長寿医療センターを取材した時、渋沢栄一が前身の養育院を作った時、その資金に松平定信の創設した七分積金をあてたと聞いて驚かされた。なんとなく現実感がなかったのである。その後、渋沢栄一の『うまくいく人の考え方』(原著「実験論語処世談」)という本に七分積金に触れているのをみつけ、本日記でも紹介したが、まだしっくりこなかった。五味さんの文章でかなりの程度理解できました。ありがとうございました。それにしても、節約しその7割を積み立てるという発想、それを100年にわたり実行したということはすごい。
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