広告

丹田呼吸法がベース  天空方命術で人生の諸問題も解決 ようのき治療院 松山喜代英さん

和歌山市で気功の治療院を開く松山喜代英さんは、独自の丹田呼吸法を中核とする「天空方命術」を主宰している。その実践により、自律神経が整えられ、健康が回復するだけでなく、「魂」とつながり、仕事、お金、人間関係など人生の様々な問題も好転する、という。奇跡を体験した人も多い。和歌山が拠点だが、東京をはじめ全国で講座・セミナーを開いている。松山さんにお話をうかがった。

ようのき療整院、気功教室、天空気功セミナー・天空講座

―松山さんは気功師と言ってよいのですか。

松山 和歌山市でようのき療整院という気功施術を行う治療院を開いています。個人セッションでは呼吸法の指導、話、相談だけで来られる方もいます

―「ようのき」とは。

松山 「陽の気」、プラスのエネルギーの元という意味です。

―教室も開かれている。

松山 気功教室は、呼吸法、ストレッチ、気功法で体を緩め気を高めます。天空気功セミナーや天空講座は私のお話を聞いてもらいます。

松山喜代英さんの上半身画像

松山喜代英さん

―どのようなお話を。

松山 セミナーや講座は、やや宗教的と受け止める方もおられるかもしれませんが、我々が何のために生まれてきて、何に向かって生かされているのか、命の根源的なところを伝えています。

呼吸法で自律神経を整える

―天空方命術とは。

松山 魂との対話法、命の本質とのつながり、幸せになるための実践法をまとめたものを天空方命術と呼んでいます。

―実践法とは具体的には。

松山 伝えていることはまずは呼吸法です。丹田呼吸法という大元の呼吸法が伝えている中心のものです。

 皆さん健康に関心がありますが、我々を生かしてくれているのは、自律神経です。自律神経は交感神経と副交感神経があり、自律神経が整っていれば、体の中のことは全部こっちに任せてねという神経です。食べたものは胃で消化してくれるし、吸収し、血液に乗って各細胞に栄養と酸素が送り届けられる。我々の内部は自律神経と、血液などの循環と、細胞が新しくなる新陳代謝の働きで、免疫力と回復力と抵抗力が維持されます。だから少々の病気でも治るという力は持っているわけです。

 でも自律神経のバランスが崩れると、循環も悪くなる、新陳代謝もうまく働かない。だから免疫力が下がる、抵抗力がなくなる、回復力も乏しくなり、病気も治りにくくなる。病気にかかりやすくなる。薬に頼らないといけないし、お医者さんの世話にならないといけなくなる。

 薬も飲みたくない、医者にも行きたくない人は多いが、健康を回復するには元の力を高めなければいけません。元々持っている回復力、抵抗力、免疫力を高めるため、内側と関わっていけるのは、呼吸だけです。

―呼吸は自律神経に働きかけるということですか。

松山 自分の中の内臓の働きは、自分のものなのに、自分で動かすことができません。そこに自律神経が働いているわけですが、その自律神経に唯一関われるのが呼吸なのです。

 オギャアと生まれた時に教えてもらわないのに唯一するのが呼吸です。オギャアと吐く息で始まって、最期息を引き取り吸う息で終わるという一生の間、吸って吐いてが続く。呼吸というものがすべての人に平等に与えられた唯一絶対的な、健康に関わる大事なものなのに、ついついおろそかにしてしまうし、そんなに意識していません。意識しない息をしながら、ついつい頼ってしまいますが、息をしているだけだと肺は3分の1くらいしか使っていません。どうしても澱んでくるものがあり、活性酸素を作り出し、中の働きを妨げ、自律神経も狂わせていきます。自律神経のバランスが崩れ、循環が悪くなり、新陳代謝が悪くなり、病気にもかかる、という負のサイクルに陥ります。

健康だけでなく、人生の様々な問題も解決

―呼吸法は自律神経を整え、健康回復に役立つ方法だと言うことですね。

松山 呼吸法は健康になるだけでありません。誰でも、暮らしている中、仕事をしている中、社会で生きている中で起こるいろいろな問題があります。人間関係もそうだし、家族の問題、若い人なら恋愛もあり、結婚生活、お金の問題、仕事上の問題。外側で起こる様々な健康以外の問題、これもすべて内側の外側に表れる現象なのです。健康だけが特別な問題ではなく、仕事もお金も人間関係も、内側の状態が乱れることで外に反映する現象です。

 逆に内側を整えれば外側も整ってきます。人間関係もよくなる、お金というものも流れなので、ちゃんと入ってきて出ていくという収支のバランスがとれると経済的に健康という状態に入れます。だから、どの一つも切り離せることではなく、一つを解決するとすべてが解決していきます。

 でも皆さんは外側の問題をそれぞれ別個に考える。病気になるとお医者さんを頼っていくが、病気が治って仕事に復帰したらもう自分の働き場所がなくなるとか、働くことができたが今度は家族の病気の問題が生じる、家族の病気は治ったけれど今度は友達との関係が悪くなるとか、いたちごっこで問題が生じます。

 外側の問題は追いかけていかざるを得ませんが、自分の中心、自律神経によって働くところの中心さえ整えれば、それが健康の問題であろうが、人間関係であろうがお金の問題であろうが、仕事上の問題であろうが、外側に表れる問題はすべて中心の答えを導き出すだけですべてオールマイティになる。すべての問題が解決するのです。

その中心に入っていくために必要なのが丹田呼吸法です。

自分を実験台に、独自の丹田呼吸法を開発

―松山さんの丹田呼吸法は独自に考案されたのですか。

松山 他の丹田呼吸は詳しくはわかりませんが、私がこの方法に至ったのは、遡ること30年前のことです。私が商売とか事業をしていた時に、昼夜がんばって働いて体の調子が非常に悪くなりました。従弟が和歌山県立医大の医師をしており、診てもらいにいったら、首と腰に強度のヘルニアがあり、手術をしないと絶対歩けなくなると言われた。さらに胃ガンが見つかり、心臓のきつい不整脈があり、それから完全にうつ状態に陥った。精神的にも外科的にも内科的にもかなりしんどい状況に入りました。

 その時、何が一番しんどかったかというと呼吸ができなかった。今から思うと自律神経が完全にいかれていたわけですが、その時は呼吸すると圧迫感があり、苦しくて。これを何とかしようと、我流ですが、自分でいろいろと、呼吸法を試してみました。朝の調子で比べてみて、この呼吸法は調子がよくなるぞというやり方にたどりついた。それをとにかく、毎日繰り返し、朝の目が覚めた時の調子を見て。自分で臨床実験しました。それが結局、自分の体の病気をすべて消してしまった。3、4年はかかりましたが。

 それが、後からわかったのですが、丹田呼吸だったのです。丹田呼吸がよいからと教えられてやったのではなく、自分でたどり着いたのが丹田呼吸だというのが後からわかった。それを繰り返しやって、それから今日まで私は医者に行ったことがない。健康保険は歯医者で3回使っただけです。

広告

奇跡が起こりだす

―それからご自身が呼吸法、気功による治療の道に入られたのですか。

松山 丹田呼吸で調子がよくなると、自分から外にあふれるような力が出てきます。これを波動だと思いましたが、正体は新陳代謝です。いい状態で波動が出るので、仕事はうまくいくしお金回りはよくなるしで、どんどんよくなっていきました。

 そうなると天狗になり、丹田呼吸も忘れてしまう。今から15年前に、仕事が立ち行かなくなり、どん底に落ちた。今度は健康より経済状態で、子供3人を育てるという一番お金のかかる時でしたが、何千万円もの借金を背負い、仕事はない。

 その時に、丹田呼吸を想い出したんです。これならできると。丹田呼吸をとにかく自分の中心に集中して、深くゆっくりと極めていきました。そしたらそこから、自分の中の力が働き出して、自分の魂(天空によるあなたが何のために生きているかという計画)とつながるという状況が起きた。いろいろと向こう(天空)からの声が聞こえてきた。ただ、当時はそれが何かわからなかった。興味もなく、そういう世界はいかがわしい世界と思っていました。何一つ信仰心のない人間でしたから。

 でも、その声につながっていって、私がある派遣会社で夜中の当直警備の仕事をやっていた時に、心臓発作で倒れ、完全に光の方に行ってしまいました。そこで私は、自分の魂とつながって、そこが自分に話しかけてきていた元だということがわかり、そしてもう一度こちらに戻されました。要するに息を吹き返した。それから、これは私の人生ではない。魂にすべてをまかせて、魂が私を使うという人生に切り換わりました。そして奇跡が起こりだしたのです。

―どのような。

松山 私がやっている丹田呼吸を教えてほしいという男性が現れて、その人に私の家で一緒にやりましょうというところから始まりました。それが15年前。その丹田呼吸を集中できるところでということで集会所を借りて始め、無料体験会と貼り紙させていただいたら1人、2人と来られ、結局その年の暮れに800人に。2年目には2000人を超えてしまいました。そこから気を通すことを行ったらみんなの痛みや病気がなくなるので、治療院を開いてと言われ開くと当日から満員状態。結局、数千万円の借金を3、4年で払い終わりました。

 奇跡が次々に起きて、それをみんなに広めていく、誰でもできるよと、誰でも病気も治せる、いろいろな問題、仕事であれ、人間関係であれ、どんな問題でも解決する力は自分の中にあるということを、伝えに回り、あっちでも来てください、こっちでも来てくださいと、いう形で広まり、今に至っています。

―健康の回復や奇跡は先生の気の力によるのではないですか。

松山 私の行うことは一つの呼び水みたいなものです。気を送っている場合もありますが、私の力で治すのではなく、みんなが中に持っている力が働くのです。自分の自律神経のところまで届いている宇宙の自律神経があるが、つながっていない。そこをつなぐ、ための橋渡し的なことは私がやるが、後は自分で自分の中のもって生まれた解決する力、こことつなぐことは丹田呼吸でできるのです。ここを指導している。でなかったらいつまでも私が手を差し伸べなくてはいけないが、みな自分でたどりつけます。

丹田に意識を集中、まず丹田をへこませながら吐く

―松山さんの丹田呼吸はどのようなやり方ですか。

松山 私の言う丹田呼吸は自分の中心、命の元、そこに意識に集中します。その命の元のところ、下腹の中心が丹田です。丹田に意識を集中し、丹田をへこませながら深く息を吐く。この吐く息というのは、大事で、吐くことで、体の中のよどんでいるものとかにごりとかを二酸化炭素と一緒に全部吐いてしまう。そして今度は鼻から息が自然と入ってくる。無理に吸おうとしないで、丹田を膨らませながら鼻から息が自然と入ってくる時に、必要なだけの酸素と命の元のエネルギーが入ってくる。いっぱい吸おうとすると欲が出るので、エゴになる。吐く息が2で吸う息が1くらい、これでちょうど副交感神経と交感神経のバランスが整う。緊張と緩和。吐いていく時は緩みます。吸う時は、緊張になる。倍緩める。これでバランスを整える。これをやると自分の中心と、自分を誕生させた元(天空)、ここをつなぐことができる。ここをつなぐことで自律神経のバランスが整って、内側の我々が生かされているという力が躍動し出すのです。

幸せになることを目的に生まれてきている

―我々は造物主によって生かされているということでしょうか。

松山 大事なことは生かされているということ。みんなこれを忘れ、生きていくことに一生懸命になる。生きていく前に、生かされているという縦の糸があります。それと生きていくという横の糸、縦糸と横糸で幸せの布が織り上がるのです。

 人間というものは、本来幸せになることを目的に生まれてきている。ただ、その人を幸せにするのではなく、我々を通して幸せにしていく。我々は幸せにするための道具みたいなもの。我々は地球に生まれてきたので、地球を幸せにするための必要な力を、中に持たせてくれている。その力を発揮していけば、我々は幸せにしかならない。その力は中にちゃんとあります。その力を外に引き出すために行うのが丹田呼吸です。その力を引き出せば、病気であれ、お金のことでも、人間関係でも外側のものはすべて、答えに変わってしまう。

―先生の方法を実践した人に実際に奇跡が起きているのでしょうか。

松山 そうなんです。いろいろな、外側のことが仕事上であっても、お金の窮地に追い込まれた人でも、自分の力でもどうにもならない働きが関係してきて、そしてありがたい方に流れが行き、それを奇跡と思うわけです。

著書『人生を変える丹田呼吸と感謝行』

―ご出身は。

松山 和歌山の海南市の生まれです。

―お年は。

松山 昭和31年生まれ、62歳です。

―先生の気功や天空方命術を体験するには。

松山 施術が必要な方は、ようのき療整院(和歌山市)においでいただくことになります。気功教室は和歌山で週2~3回と福井で開いています。
天空講座・セミナーは、和歌山と大阪は毎月、東京は2ヶ月に1回、他に名古屋、広島、福岡などで開いています。また、本部公認指導員の教室が、東京・渋谷の他各地にあります。詳しくは、ホームページ(https://www.younoki.com/)で確認して申し込んでいただくか、直接問い合わせ(天空方命術本部090-6557-1091、事務局伊藤)をしていただいても結構です。

―ご著書にはどんなものがありますか。

松山 『心のちから』が1冊目、その後『命の真実』、去年出したのが「人生を変える丹田呼吸法と感謝行」。この3冊目の本が、今話している内容の基本になっています。

 (取材2018年3月)

コメント

タイトルとURLをコピーしました