トップページ ヒキコマハジマル 
 amazon kindle ランキング
 

市長さんに聞く 子育て支援で若年人口が増加するふじみ野市
高畑博市長

旧上福岡市と旧大井町が合併して2005年に誕生したふじみ野市。2009年に当選、3期目を務める高畑博市長は、「子ども優先のまちづくり」を掲げ、子育て世代を支援する政策を推進、同市は若年人口が増え続けている。市政への取り組みなどについて、高畑市長にお聞きした。

 
       
         

 

高畑博市長略歴

       昭和36年 浦和市(現さいたま市)生まれ、上福岡市立第2小学校、第2中学校を経て、川越商業高校(現川越市立高校)卒、家業の増田屋へ。
平成15年、上福岡市議会議員当選。17年ふじみ野市議。21年ふじみ野市長、25年ふじみ野市長(2期目)、29年ふじみ野市長(3期目)。










施設整備の目玉、清掃センターの完成

―現在3期目、10年近く市長の職にあるわけですが、これまでの実績で、ご自身として、特に強調されたいのは何でしょうか。

高畑 合併して誕生したまちということで、合併特例法に基づき、地方交付税の上乗せとか合併特例債など特例が認められ、将来的に必要になる老朽インフラの整備、学校の大規模改修などを進めてきました。ハード面では特に、2016年にゴミ処理の新たな清掃センター(ふじみ野市・三芳町環境センター)を完成できたのは大きかったです。

                             ふじみ野市役所                            清掃センター

 行政の運営の仕方としてずっと力を入れてきたのは、市民との対話、タウンミーティングです。市内の全町会、土日、夜間を問わず、開催は就任以来200回を超えました。なるべく市民の声を反映させたまちづくりを進めてきたつもりです。

 

待機児童対策など子育てしやすいまちづくり進める

―ふじみ野市は若い人の人口が増えているということですが。

高畑 具体的政策では、就任以来、子ども優先の政策ということで、子育てしやすいまちづくり、環境整備を進めています。保育所の待機児童対策、普通教室・特別教室へのエアコン設置、電子黒板やデジタル教科書などICT教育、子育て支援センターの開設などです。とにかく子育てしやすい町を旗印に進めてきたので、今でも人口増加が続いており、特に若年人口の増加率は数年前、県下1位になったこともあります。若年人口の増加が高いということは、現役世代が転入してきているということで、税収も若干ですが増加しています。

 

スポーツ、文化施設の整備も課題

―当面する課題は何ですか。

高畑 人口が増加はしているとは言え、当然のことながら当市も高齢化進展は否定できません。「元気健康都市」の宣言をして、みんなで健康づくりを進めて社会保障経費を抑制しようという取り組みを進めています。その中で、老朽化しているスポーツ施設の整備を考えています。

 さらに、文化施設も何とかしなければいけません。老朽化したホールとか公民館の改修、建て替え、他の施設との複合化などを検討しています。

コンパクトシティ

―ふじみ野市のアピール、自慢できるのはどんな点でしょうか。

高畑 子育て世代向け政策に力を入れていることとも関係しますが、東洋経済新報社調査の住みよい町ランキングで一度県内1位になったことがあり、今も上位にあります。

当市は元々、比較的、地盤が強固で、災害に強い地形と言われています。それと面積が14.64平方キロしかなく、コンパクトシティなんです。この辺も住みよさにつながっていると思います。

一人当たりのゴミの焼却量が県内の市で一番少ないというデータもあります。市民に呼び掛けて、分別収集を徹底してもらっていることによると思います。

―上福岡駅前の飲み屋街が面白いという人もいますが。

高畑 東上線でも、川越や大山など駅から放射状に延びている繁華街はあるが、上福岡のように駅周辺に面状に貼りついている商業集積は多分ここだけでしょう。よく路地の飲み屋街にレトロの味、昭和の匂いがすると言われます。

 

―富士見市、三芳町との2市1町の合併問題についてはどうお考えですか。

高畑 実際に合併した自治体の長として、なかなか合併は難しいです。理想としては広域的な合併の必要性は感じます。ただ、今すぐ推し進められるほど簡単なことではないと思っております。

 

実家はおでんの具の製造業

―ご経歴で、実家の「増田屋」さんとは。

高畑 おでんの具、たねを作っていました。父親が独立・開業するので旧上福岡市に移り住み、私も小学校時代に転校してきました。家業は市長になってから閉じました。

―それから市議、市長になるわけですが、政治にかかわるようになったのは。

高畑 市議になる前に、商工会の青年部長をやったり、2市2町の合併協議会の旧上福岡市の若手代表の委員に加わったり、地域で活動していました。仲間から、議員でがんばれと推され、07年に市議会に出ることになりました。

 

やりがいのある市長職

―市長という仕事はなってみてどうですか。

高畑 私は、小さな商店で、何から何まで自分でやらなければいけない状況で、すべてを納得いくように仕事をしてきました。市長になっても、同様の心構えですが、膨大な量の仕事ですごく大変です。それでも、自分の思い描いたことが形になっていきます。タウンミーティングにしても、行政は市民に誤解を与えてしまっている、説明責任が果たせていない、という思いが元々あったので、自分たちの誠意や思いを形にして伝えていくことにだんだんのめり込んでいきました。市長職は大きな責任だが、やりがいを痛切に感じています。商売を犠牲にしてやってもなんら後悔はありません。

 

福岡中央公園の緑は目にやさしい

―趣味は。

高畑 趣味はほとんどできなくなりました。タウンミーティングみたいな、人と接する、コミュニケーションを交わすのが好きですが、余暇に何かやっているかと言うと、しいて言えば本を読むくらいでしょうか。あとは、車を運転するのは好きですが。

―健康法はありますか。

高畑 ぜんぜん運動する時間がありません。

―おすすめスポットは。

   

高畑 ここはというなら、福岡中央公園の緑が目にやさしいし、広さも適度で。駅から近いのに、癒される公園です。

  

福岡中央公園





     (取材2018年9月)