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志木市新庁舎
自然環境と一体化

 志木市役所庁舎の建て替え工事が進んでいる。現在、旧庁舎解体中で、新庁舎は2022年に完成の予定だ。志木市役所と言えば、新河岸川と柳瀬川の合流地点という極めて特異な場所に立地している。新庁舎は、この立地を生かし、下流部のいろは親水公園などの景観とマッチしたデザインとしており、新名所になる可能性がある。 

人工地盤に「グランドテラス」

 新庁舎は、旧庁舎の敷地そのままを使い、5階(地下1階=駐車場、地上4階)建て、延床面積1800平米の大きさ。駐車場は150台備える。

                    新庁舎イメージ

 建物前に人工地盤を盛り、「グランドテラス」と呼ぶ広場を設ける。広場には、面する県道36号線から段差なくアプローチできる。広場と庁舎の間には、地下と階段でつながる空間「ポケットテラス」を備え、イベントなどに活用できる。

 庁舎建物は、やや内側に湾曲した形状で、南側は全面窓で明るい。1階に、市民も小規模な催しなどに利用できる「市民ホール」を設置する。4階の議会フロアには展望ロビーを設け、市民が自由に景観を楽しむことができる。


旧庁舎は耐震基準満たさず

旧庁舎は、昭和47年に現在の場所に建設され、近年老朽化が進んでいた。平成19年に耐震診断をしたところ、基準に満たないことが明らかになった。平成28年、現在地での建て替え方針を決定、基本計画を策定した。30年度に実施設計を作成、今年7月建設工事を契約した。建設費は55億円、総事業費は70億円に上る。志木市役所の業務は今年1月から仮庁舎に移転している。工事完了は令和4年(2022)4月、業務開始は5月の予定だ。

解体工事中の旧庁舎

 新河岸川と柳瀬川の合流点

 志木市役所は、新河岸川と柳瀬川が合流する地点、両河川にはさまれた場所に建つ。旧庁舎が建設されるまでは沼地のようなところだったようだ。そのため自然環境には恵まれている。平成13年には、県道をはさんだ側に、薬局だった歴史

新河岸川(左)と柳瀬川(右)の合流地点、下流方面を望む

的建造物、「村山快哉堂(かいさいどう)」を移設した。新河岸川下流部両岸には、平成25年までに、面積6万平米の「いろは親水公園」を整備。同公園は桜の名所でもあり、市の各種イベントに使われている。市では、新庁舎は、周辺の景観と連続・一体化し、また市民が公園と合わせて立ち寄れるようなスポットにしたいと期待している。

(本記事は、2020年7月、志木市新庁舎建設推進室の取材、関連資料により作成しました)