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元三大師の霊験働く厄除け祈願寺
金鑚(かなさな)大師 (神川町)

神川町にある金鑚(かなさな)大師。正式名は金鑚山一乗院大光普照寺。「やくよけ大師」として知られる祈願寺だ。ここでいう「大師」とは、元三大師・良源のこと。良源が同寺に滞在し自作の像を安置したことから、元三大師の霊験ある寺として知られるようになった。

     
          
           

 
 同寺は、飛鳥時代、聖徳太子の草創で、平安時代慈覚大師が入山して本尊十一面観音を安置し、天台宗に列せられ、金鑚山一乗院大光普照寺と名づけられた。その後、元三大師良源が教法を宣布し、自身の像を当山に安置。
1050年、源義家が奥州征伐に際し、当山に祈願し、霊験著しかったといわれている。

           

            
                                本堂内

 良源(911-985)は、比叡山中興の祖と仰がれた人物で、死後朝廷から慈恵というおくり名を賜った。世に慈恵大師と言われ、命日が1月3日であることから俗に元三大師とも呼ばれる。

 元三大師は様々な霊力を発揮し、天台宗で厄除大師というと、元三大師のことを指す。その画像の角大師、豆(摩滅)大師は良源が法力で姿を変じたものと伝えられ戸口に貼ると災難から免れるとされている。「おみくじ」の創始者も元三大師といわれる。

                    
                 角大師                  豆大師

 

 御嶽山の麓の山里にあり普段は訪れる人も少ないが、正月には多くの初詣客でにぎわう。同じく元三大師の厄除寺としては、川越の喜多院(川越大師)、調布の深大寺などが有名である。

 

 金鑚大師のすぐ近くにある金鑚神社は、明治元年(1868)、神仏分離令により同寺から独立した神社だ。

 (本記事は、『金鑚元三大師』(さきたま出版会)、金鑚山一乗院大光普照寺ホームページなどを参考に作成しました)

                                 
   (取材2018年11月)    

 

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