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混合ゴミも徹底的にリサイクル
雑木林の保全も進める 
石坂産業(三芳町)

 埼玉県三芳町の産業廃棄物中間処理業者、石坂産業は、3年前に就任した石坂典子社長の下、今全国的に注目を集める企業である。主に建設廃材の処理を扱うが、大型の設備投資と創意工夫により、困難な混合廃棄物を含め、95%という高率のリサイクル(再利用)を達成している。また、かつてダイオキシン問題で矢面に立った経験もあり、徹底した環境配慮を講じ、周辺の雑木林の保全、「環境アミューズメントパーク」(「三富今昔村」)づくりなど、私企業の枠を超えた活動を展開している。
  

  同社は、事業内容と環境重視の取り組みを広く知ってもらうこと、社員の士気を高めることを目的に、毎日多くの工場見学者を受け入れている。2016年8月、弊紙も見学会に参加させていただいた。

 同社の工場は、①コンクリートがれきの処理・リサイクルプラント、②混合ごみの処理・リサイクルプラント、③木材の処理・リサイクルプラント、④金属の処理・リサイクルプラント、から成る。また、工場周辺には、保全した雑木林・花木園、ミニSLが走るアミューズパーク、神社(北之神神社天照大神)、イベントを行う三富今昔村交流プラザ、語りべ館、農場などが広がり、広さは約17万平米に及ぶ。

 見学で感じたのは、①処理場は大規模な工場建物で完全に覆われ、また吸塵装置を設置、粉塵などが外部に漏れないようにするなど環境配慮を徹底していること、②土、砂、コンクリート、金属、プラスチックなどが混ざり、一般の業者が敬遠する混合廃棄物についても、大型機械による分別、手作業による分別を含め極限まで再利用を進めていること、③かつて雑草が生い茂り、不法投棄の場だった雑木林の自然を見事に再生、保全していること、④案内担当の方を含め、社員が明るく前向きであること、である。                                                       

 


  石坂産業 本社事務棟

   
                   

                     コンクリートプラント

                                      
                                           混合ゴミプラント

 
   混合ゴミを機械分別の後、手による分別も行う

                 

                         金属プラント

                                          
                                              木材ゴミから再生されたチップ

        

              トラック進入路

                                     
                                         周辺の雑木林は保全され、神社も

                           (取材2016年8月)